日々是決戦

12/15
いよいよ年末

原発や改憲のこと

ここ数週間、毎週金曜日の官邸前デモに参加しています。
僕は原発に反対です。

「理念をもって戦うのは少数派であるが、真理はつねに少数派に存在する」
あるスポーツ界で功績をのこされた方の言葉です。
僕がここ数年、音楽を作るときや何かをする時に心にとめている言葉です。

そういう意味でみれば、あの地震、事故が起きてはじめて、
自分自身が無関心という態度で原発を推し進めていた多数派の一人であったことに気付きました。

各党の主張の中には、「政府が責任をもって稼働する」と言っているものがあります。
10年、20年では消し去ることができない放射能や廃棄物に対して、
責任をとることなんてできるのでしょうか?

我々はいつか必ず死んでこの世界からいなくなります。
今後、何年(廃棄物に関しては何万年)も残る脅威に対して、
長い時間から見れば一瞬の存在である現代の我々が作った出来合いの権威が責任をとれるのでしょうか?
経済が立ち行かなくなる(この主張もかなり怪しいですが)、という問題と
比べられる問題ではないはずです。

ここに来て、憲法改正を主張する流れが強く出てきています。

僕は自分では所謂マナー意識(大袈裟に言えば倫理観)は高い方だと思います。
社会のために何かをしたいと思っています。

しかし、国が倫理観を持ちだす場合は別です。
戦前の倫理と戦後の倫理は180度違います。
倫理と真理は違うのです。

国益を守ること=軍備という発想自体が思考停止しているし、
多くの犠牲を払って学んだ過去の教訓から次のステップに進むべきだと考えています。

言いたいことを勝手に書かせていただきました。

被災地ボランティアに行った時に接した、必死にみんなのために尽力されている自衛隊の方々の姿、
今も原発で作業されている方々、あらゆる立場でみんなの為に働いている方々、本当に感謝しています。

どうかこの社会がみんなにとって良い社会になりますように。